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クレジットカードはレジで渡したりインターネットでカード番号を入力するだけで決済が完了する、とても便利なアイテム。
しかし、「支払いの仕組みはどうなっているの?」と聞かれてもイマイチ分からない人がたくさんいます。
実態の分からないシステムにお金を委ねるのは不安のはず。そこで、クレジットカードの利用から決済されるまでの仕組みをご解説します。
意外とシンプル、クレジットカード決済の仕組み
クレジットカードを使って買い物をする場合、「利用者(お客さん)」「店舗(クレジットカード加盟店)」「クレジットカード会社」の3者でお金のやり取りが生まれます。
1.利用者が店舗より商品やサービスをクレジットカードで購入します。
2.クレジットカード会社は利用者が購入した代金を後日、決まった日に締め切り、まとめて利用者が指定した口座から引き落とします。(例:25日締め月末引き落としなど)
3.カード会社は引き落とした金額から決済手数料を差し引いた金額を、店舗が指定した口座へ振込みます。
このように利用者は手持ちのお金がない場合でも、クレジットカードがあれば商品やサービスを購入することができるため、クレジットカードは多くの人に利用されています。
第4の関係者、クレジットカード決済の手助けをする「決済代行会社」
利用者にはなじみがありませんが、クレジットカードで決済をする場合、クレジットカード会社以外にも「決済代行会社」という会社が関係していることがあります。
ネットショップや飲食店などの店舗がクレジットカード決済をするには、クレジットカード会社の「加盟店」になる必要があります。しかしクレジットカード会社はいくつもあり、小さな店舗がたくさんのカード会社と契約するには手間や時間がかかってしまいます。
そこで「決済代行会社」が店舗とクレジットカード会社の間に入り、複数のクレジットカード会社とのやり取りを一本化することで店舗の負担を軽くします。
それぞれの立場からみる、クレジットカード決済によるメリット
クレジットカード決済をおこなうことで「利用者」「店舗」「クレジットカード会社」のそれぞれにメリットがあります。
利用者
クレジットカードで買い物をする人の最大のメリットは、手持ちのお金がなくても商品やサービスを購入できることです。高額な商品でも分割払いやリボ払いなど支払方法を選ぶことができるため、月々の支払金額を調整して負担を減らすことができます。
またクレジットカードのもう一つのメリットは利用することでポイントがたまり、持っているだけで加盟店から割引があるなどのサービスを受けることができます。
店舗
クレジットカードが利用できる店舗は手持ちのお金がない人や高額な商品を買いたいと思っている人でも利用しやすくなるため販売拡大のチャンスにつながります。
ただし、クレジットカード会社に決済手数料を支払わなければなりませんが、加盟店になることのほうが売り上げにつながりメリットのほうが大きくなることが多いようです。
クレジットカード会社
クレジットカード会社は店舗などのクレジットカード加盟店からの決済手数料と、個人や法人などのクレジットカード会員から支払われる年会費や分割払いやリボ払いなどの手数料を受け取ることができます。
クレジットカードは「信用」があるからこそ使えるカードです
利用者がお店で現金を払わずクレジットカードを使って買い物ができるのは、必ず支払いをしてもらえるという「信用」のもとにカード会社が立替払いをしてくれるためです。
もし、支払いが遅れたり支払えなかったりすると、カード会社からの信用はなくなりクレジットカードが使えなくなる可能性もあります。
クレジットカードは上手に使うことで生活を助けてくれるアイテムになりますので、使いすぎないよう計画的に使うようにしましょう。