クレジットカードの不正利用は身近な出来事だった!個人情報を入手する驚きの手口とは
近年のショッピングは、スマートフォンやパソコン、タブレットから購入するネット通販が、人気を集めています。
通販サイトに名義、カード番号と有効期限など必要な情報を登録するだけで、人気ブランドやレアなアイテムが気軽に注文できるためです。
すべてがクレジットカードによる決済でおこなわれるため、とても便利で良いのですが、同時に不正利用される怖さも含んでいます。
突然身に覚えのない利用確認が、番号盗用という不正手口
カード会社から商品購入について、問い合わせを受けた経験のある方はいるでしょう。しかしながら、「1万円の商品を連続で5個買いましたか」と聞かれた人は、どのくらいいるでしょうか。
数分の間に5回の連続使用、金額がすべて1万円であることに不信を抱いたカード会社による連絡で発覚した、実際にあったケースです。
これは、「番号盗用」と呼ばれており、「偽造カード」にかわり増加傾向にある手口です。
以前のクレジットカード不正利用は、偽造カードによるものが過半数を占めていましたが、刑法改正により罰則が強化されたため減少。番号盗用によるカード犯罪が主流となります。
大切にしているはずの個人情報が、相手に知られてしまうのはなぜでしょう。そこには、人に不信感を与えずに必要なデーターを入手する、仕掛けや仕組みが用意されていました。
警戒心を抱かせないメールやアクセスサイトで情報を入手
大手検索サイトのアンケートへ回答。無料画像がみられる特典の手続きのため、カード番号などの個人情報を入力。後日、ドル建ての5000円の請求がカード会社から。30代女性から実際にあった相談案件です。
これは、一般的に「フィッシング詐欺」と呼ぶ手口です。有名な金融機関やショッピングサイトを偽って、個人あてにメールを送信。リンク先をクリックすると、個人情報を入力する画面に誘導する仕組みです。
クレジットカード情報を入手する目的のおとりサイト
大手通販サイトや有名なショッピングモールを精巧にコピーした、「おとりサイト」が近年増加傾向にあります。目的は、クレジットカードの情報を入手するためだけです。
偽装サイトとはいっても完成度は高く、送られてくるメールやサイト内容も、本物と見分けるのがむずかしい。そのため、警戒心を抱くことなく入力するケースが増えています。
このように、有名で知っている、大手だから安心できるという心理をつく仕掛けで、不信感を与えずに入手をおこないます。
少額も積もると大ごと・あなどれないスマホゲームの課金請求
クレジットカードから50万円の使用された30代男性のケース。まったく身に覚えがないため、カード情報を抜き取る「スキミング」などで調べたところ、犯人は男性の子供。
スマホゲームの有料アイテムを購入するためにカードを利用したと判明。スマートフォンが生活にかかせないアイテムになっている現在、このような「課金トラブル」も急増しています。
数百円単位のアイテムも積み重なると数十万単位となるため、請求額をみて驚くというケースが多発。
また、家族が不正利用した場合には、保障の対象になりづらい点も問題です。これは、カード保有者の管理状況の問題が指摘されるためです。
[kaiwa src=”https://karizemi.com/wp-content/uploads/sites/71/2017/07/fp_tazawa_mini-1.jpg” class=”freview-l chara-t”]他人と接することなくネット上で決済が完了するクレジットカード。用途別に3枚、4枚と保有している方もいるでしょう。しかしながら、カード犯罪、不正利用は身近な出来事として、しっかりとした保管、管理を心がけましょう。[/kaiwa]