実は損していた?クレジットカードのポイントで本当に得する貯め方・使い方

ポイントを貯めるためにクレジットカードを使うという方はたくさんいます。電子マネーや商品券などと交換することでお得になりますが、還元率の高さに惑わされて損するクレジットカードを取ったり、高い買い物をしたりしないよう気をつけましょう。

佐藤コラム

実は損していた?クレジットカードのポイントで本当に得する貯め方・使い方

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クレジットカードを利用する目的として、「とにかくポイントを貯めたい!」と答える方はたくさんいます。買い物をした時にたくさんポイントが加算されれば、お得に使ってる感がありますね。

基本的に損をしにくいクレジットカードのポイントですが、だからこそ目に見えにくい罠にハマってしまいがちです。本当にお得な使い方と、有効な貯め方を身につけましょう。

デメリットがなく、使いみちが豊富なクレジットカードのポイント

実は損していた?クレジットカードのポイントで本当に得する貯め方・使い方

そもそも、どうしてクレジットカードを使ってポイントを貯めることが人気なのでしょうか? それは、次のようなメリットがあるからです。

○貯めることによる金銭的デメリットがまったくない

何よりも大きなメリットは、貯めて損がないということでしょう。もし、ポイントを貯めるために手数料が掛かるなどがあれば、これほどまでには注目されなかったはず。

「まったくお金が掛からないのなら、貯めるに越したことはない」そのような心理から、多くの方がポイント稼ぎに邁進しているわけです。ただし、後述するとおり、かならずしも損しないとはかぎらない点は注意しなければなりません。

○使いみちが豊富

だいたいのクレジットカードでは、貯めたポイントを次のように消費できます。

・商品
・電子マネーや他のポイントに交換する
・クレジットカード利用の支払いに当てる

特に注目すべきは2つ目。Edyや楽天ポイントなど臨機応変に交換することで、ほぼすべての買い物に利用できると言えます。

ポイントはゼロやマイナスにもなり得る。罠にハマらないためには?

上述したように、貯めること自体にデメリットがまったくないクレジットカードのポイントですが、それでも注意したいことはあります。運用を間違えると損してしまったり、無駄にしてしまったりなどがあり得ます。

還元率に惑わされない

「この商品のみ還元率10%!」という広告があればつい手が伸びてしまうかもしれません。しかし、それで商品自体の値段が高ければ本末転倒です。

10,000円の商品に10%の還元率が付いたら、1,000ポイント加算されることになります。1ポイント=1円だとすれば、実質的な値段は9,000円です。つまり、8,000円の通常の商品を見て「還元率が低いからダメ」と条件反射で言うようでは問題だということです。

商品同士の比較だけでなく、衝動買いにも気をつけたいところ。セールスがある度に散財してしまう方は、ポイントにおいても同じミスをしがちです。

有効期限を欠かさずチェックする

ポイントは指定された有効期限を1日でも過ぎたらなくなってしまいます。だいたいのクレジットカードでは期限が近付くと「もうすぐ失効します」というメールが届きますが、それでも使わず無駄にしてしまう方が後を絶えません。

欠かさずチェックする他、どのようなことに消費するのかあらかじめ目処を立てておくと良いでしょう。忘れっぽい方は、ポイントを無期限で使えるクレジットカードにしましょう。

なお、明確な法則ではありませんが、還元率が高いほど有効期限が短いという傾向があります。失効させてしまう方がいるからこそ、1人当たりのポイントを多く付与させても赤字にならないということでしょう。

自分の性格や使いみちなどから、ちょうど良いバランスのクレジットカードを選びたいですね。

他のサービスとの兼ね合いも考慮する

クレジットカードの価値はポイントだけではありません。たとえば、海外旅行によく行く方なら、ラウンジを無料で使えるカードのほうがずっとお得かもしれません。

ゴールドカードはポイントが貯まりやすいわけではない

意外と「グレードが上がるほど還元率が高い」勘違いされがちです。しかし、これはまったくのウソ。一部、多少上がるものもありますが、基本的には変わりません。むしろ、年会費の分だけ損してしまうことがほとんどです。

ゴールドやプラチナ、ブラックなどのカードはポイントではなくその他の付帯サービスのためにあると考えてください。

レートで損をしないよう計算する

さまざまな使いみちがあるポイントですが、そのなかにも得なものと損なものがあります。できるだけ得したいなら、1ポイントあたり何円に相当するのかというレートを計算した上で使いみちを決めましょう。

溜まったポイントのお得な使いみち。商品との交換は絶対にNG

上述した使いみちごとの損得ですが、ある程度の傾向が見られます。一からすべてをレート計算するのは大変ですから、以下を見てだいたいの目星をつけておきましょう。

まずは、レート的にお得な使いみちです。

○商品券やポイント、電子マネーなどに交換する

レートが高く非常に高いことから、1番おすすめです。特にAmazonや楽天などの通販サイトだと商品を格安で買えることから、さらに割が良い使い方ができます。

○クレジットカード利用の支払いに当てる

年会費などに当てる場合、レートが高くなることが多いようです。

反対に、おすすめできない損な使い方は次のとおりです。

×商品そのものと交換する

家電やキッチン用品、家具、グルメ、宿泊券など、あらゆる商品が当てはまります。非常にレートが低く割に合いません。場合によっては、商品券に換えた上で買ったほうがずっとお得なこともあります。

×キャッシュバック

ポイントや電子マネーなどと違って、直接現金に交換するものです。レートが低いことが多く見られます。

ポイントを稼いだら、商品券やポイント、電子マネーなどと交換するとお得です。ただし、これらはあくまでも傾向です。最終的には、レートをしっかりと計算して決めたいですね。

クレジットカードを選ぶ上でかならずチェックしたい還元率とは

クレジットカードのポイントにおいて、使いみちと同じぐらい大切なことが貯め方です。基本的な方法は、支払いでカードを使うことです。

ここで出て来る大切な要素が還元率。たとえば、還元率が1%で10,000円の買い物をした場合、支払額の1%である100ポイントが加算されるというわけです。

つまり、ポイントを貯めるためのクレジットカードを選ぶ場合、もっとも考慮しなければならないものは還元率になります。しかし、単に数字が高いものを選べば良いわけではありません。特定の店舗でのみ、還元率がアップすることがあるからです。

たとえば、楽天カードの基本的な還元率は1%です。しかし、通販サイトの楽天で買い物をした場合、4%までアップします。キャンペーンなどを併用した場合はさらに上がるでしょう。

ポイント目当てでクレジットカードを選ぶなら、注目すべきは2つ。1つは還元率、もう1つはどこの店舗でお得かです。そのため、最適なクレジットカードはその人のライフスタイルによって変わると言って良いでしょう。

ポイントを貯めるにも、さまざまな支払いをクレジットカードで

よりたくさんのポイントを貯めるために、もっとも手っ取り早い方法はさまざまな料金をクレジットカードで支払うことでしょう。

病院や保険、税金、年金など何となく現金で支払ってしまいがちなものでも、クレジットカードに対応しているものがたくさんあります。

ブルジョアのイメージとして、クレジットカードしか持ち歩かないというものがありました。実は、倹約家だからこそ現金を使わず、カードだけで買い物するというだってあるものです。

キャンペーンに参加すればさらに効率的にポイントが貯まる

ポイントを貯めるためにもう1つ有効な方法が、キャンペーンに参加することです。各クレジットカードの発行会社では、次のような条件でポイントを多く加算してもらえることがあります。

・提携しているレストランなど、指定のお店で使う
・プレミアムフライデーなど、指定の期間に使う
・リボ払いを使う
・海外で使う
・Edyなど特定の電子マネーのチャージに使う
・公式サイトで開催されている宝くじを引く
・クレジットカードの申し込みを友達に紹介する

また、キャンペーンの種類によっては単に使うだけでは適用されず、「このキャンペーンに参加します」というエントリーをしなければならないことがあります。

キャンペーンは時期によって大きく変わります。忘れずエントリー登録するためにも、クレジットカードの公式サイトをブックマークして、定期的にチェックするよう心掛けたいですね。

ポイントを貯めたい方必見、おすすめクレジットカード

最後に、ポイントを貯めるために役立つ、おすすめのクレジットカードをご紹介していきます。

-佐藤コラム

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