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カードローンを利用する際には保証会社の審査を受けなければならないのはご存じでしょうか?カードローンは銀行で利用できるため銀行での審査のみで利用できると思っている人も多いようです。
ここでは、保証会社とは何か?カードローンと保証会社の関係について詳しく説明をしていきます。これからカードローンを利用したいと思っている方はぜひ一度読んでみてください。
そもそも保証会社とは?カードローンとどんな関係?
さて、そもそも保証会社とはどんな仕事を行う場所なのでしょうか。そしてカードローンとの関係はどのようになっているのでしょうか。少し掘り下げて話しをしていきましょう。
カードローンの審査を行うのが保証会社です
カードローンを発行するには審査が必要です。まず最初の審査は銀行が行います。この銀行の審査をパスすると、次に保証会社で審査が行われます。
銀行と保証会社両方の審査をパスしてはじめてカードローンを発行することができます。
保証会社が審査する内容としては、まず本人確認です。他のカードローンの利用履歴やそれに対する返済履歴も見られます。特に返済履歴について延滞があるかどうかです。
これらの審査内容について保証会社の基準を満たすとカードローンが利用できるようになるわけです。
利用者の肩代わりをする「代位返済」
保証会社は利用者に延滞や不払いがあった場合、銀行に対して肩代わりをしてくれます。利用者の債権が保証会社に代わるわけです。ちなみに1度や2度の延滞ではなく数か月など長い期間延滞が続いた場合に債権が保証会社に移ります。
「保証会社が肩代わりしてくれるならいいや」などと思ってはいけません。返済を怠った利用者は保証会社から延滞金の取り立てや裁判などを受けることとなります。
よく「借金しすぎてブラックになった」という話しを聞きますが、この「代位弁済」が行われるとブラックになります。少なくても5年間はカードローンなどが利用できなくなりますのでご注意ください。
延滞金の催促や裁判などを行うのも保証会社
前項でもお話ししましたが、利用者が数か月間も返済を怠ると債券が保証会社に代わり保証会社が銀行に返済を行います。
もちろん肩代わりした返済金は保証会社から利用者へ請求されることとなります。主に電話やメールでの請求を行いますが、それでも返済を行わない場合には裁判に掛けられることとなります。
保証人がいなくてもお金を借りられるのは保証会社のおかげ
普通ならばお金を借りる場合に、相応の信用がなければ保証人を立てる必要があります。しかしカードローンは保証人を立てなくてもお金を借りることができます。これは保証人の代わりに保証会社があるからです。
銀行としては、万が一利用者が返済できなくても保証会社が返済を引き継いでくれます。そのため保証人という制度は不要なわけです。
保証会社の審査はやや厳しくなっている
保証会社には保証人などの代わりに返済してくれる人や制度がありません。万が一利用者がカードローンの返済しなかった場合は、保証会社が銀行に立て替えで返済するものの、保証会社は直接利用者からお金をもらわなければならないのです。
そのため、保証会社はあらかじめ厳しく審査を行います。返済を怠るような利用者は審査を通さないようにしています。「カードローンの審査に落ちた」という話しをたまに聞きますが、それは保証会社が厳しい審査基準をもって審査を行っているためです。
保証会社の審査に落ちた場合の対処法
もし仮にカードローンの審査に落ちてしまった場合はどうした良いのでしょうか?結論から言うと、違う保証会社の審査を受けるのが一番審査に通る可能性が高いです。
実は保証会社にはいくつもの会社があり、カードローンごとに提携している保証会社が違う場合があります。例えば三菱東京UFJ銀行が提供しているカードローンの保証会社はアコムです。
みずほ銀行のカードローンの場合には保証会社はオリコとなります。このように保証会社が違うカードローンの審査を受けるとパスできる可能性があります。
もちろんですが、カードローンなどで不払いや数か月以内の返済遅延などがあれば審査はほぼ通りませんのでご注意ください。