キャッシングの利息や手数料が安くなる!お得な一括返済のススメ

キャッシングの返済をする時はリボや分割ではなく、一括がおすすめです。利息や手数料が安くなり、お得に借り入れできるようになります。ただし、過払いや返済を断られる恐れがあるため、借りる場所を慎重に選び、返済プランをしっかり立てる必要があります。

佐藤コラム

キャッシングの利息や手数料が安くなる!お得な一括返済のススメ

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キャッシングでお金を借りたら、返せる時にいっきに返してしまいましょう。「少しずつ何とかしよう」と考えると、目に見えにくいところで損してしまいます。

キャッシングの利息や手数料が安くなる!お得な一括返済のススメ

最近ではリボ払いなど長期返済になりやすいサービスが増えており、この罠に掛かりやすくなっています。キャッシングにおいて、もっともお得な方法は一括返済です。

メリットその1:返済期間と利息が小さくなってお得になる

何よりも大きなメリットは、短期返済によって利息が安くなるということ利息は利率に従って、日が経つほど加算されていきます。それなら、早くに返してしまったほうがお得になるということが想像できるはずです。

具体的に、次のような例で返済方法を比較してみましょう。

借入額:100万円
実質年利:12%

これはつまり、1ヶ月経つごとに1%ずつ足されるということです。簡単に計算できる例として、毎月一定額を支払うシチュエーションを考えてみましょう。ここでは、毎月10万円を振り込むとします。

<1ヶ月後>
返済額 101万円
支払い後の残高 91万円
利息の総額:1万円

<2ヶ月後>
返済額 91万9100円
支払い後の残高 81万9100円
利息の総額:1万9100円

<3ヶ月後>
返済額 82万7291円
支払い後の残高 72万7291円
利息の総額:2万7291円

これを何度も続けると、最終的に返済総額は106万円ほど、回数は11回必要になります。

一方、借りた100万円を1ヶ月後に一括返済するとします。上記のとおり、金額は101万円です。もちろん、以降支払う必要はありません。つまり、少しずつ払ったケースとくらべると5万円近く得しているということです。

この例はまだ些細なものです。借入額が大きくなるほど、そして返済期間が長くなるほど、この差は大きくなっていきます。

さまざまな返済方法がありますが、お得さの面で考えれば、結局一括返済に勝るものはありません。まとめて返すことが難しくても、繰り上げを活用して期間を短くしたいですね。

無利息期間を活用すれば、無金利のキャッシングも可能

上記の例では、一括返済でもある程度の利息がプラスされてしまいました。しかし、実際のキャッシングなら完全にゼロに抑えることもできます。

その方法が、無利息サービスを活用することです。これは決められた期間だけ利息が発生しないというもの。

たとえば、プロミスは30日間の無利息期間が付いています。つまり、30日間の間にすべて返済してしまえば、まったく損をせずに借りられるということです。

メリットその2:ATMの手数料が安くなる。何度も利用するなら数千円の差

他に小さなメリットとして、利息以外の手数料が安くなるというものがあります。キャッシングにおいて、返済時に掛かる手数料は時間外のATM利用です。1回につき100~200円ほどですが、何度も使っていれば何千円にもなるため、意外とバカにはできません。

ただし、最近ではエポスカードなど一部のキャッシングなら、時間外に使っても手数料が掛からなくなっています。他に掛かるような手数料もないため、あくまでもほんの少しお得になるという程度のメリットです。

メリットその3:クレジットカードの作成やローンの申し込みがしやすくなる

一括返済で借金をなくしてしまえば、次のキャッシングが使いやすくなります。誰だって、すでにお金を借りている人が「お金を貸して欲しい」と言われても、貸したくないと思うはず。これはキャッシングの世界でも同じことです。

クレジットカードの作成やローンの申し込みでも同じことが言えるため、お金の流れがいっきにスムーズになることが実感できるはずです。

初心者にありがち、返済額を間違えて損しないための一括返済のやり方

借り入れしているキャッシングによっては、サイトやATMなどの返済ページに「全額」「一括」などと書かれたボタンが付いていることがあります。それらを押せばすぐに手続きが完了するため楽ですね。

しかし、すべてがそうではありません。なかには、自分でいろいろ計算しておかなければならないものも。そこで、どのような手順で一括返済すれば良いのかをご説明します。

返済予定日を決める

まずは、返す日にちを厳密に決めなければなりません。キャッシングのほとんどは金利を日割りで考えており、1日ズレるだけで返済額が変わってしまうためです。

しかし、自分で計算するのは大変ですし、間違えることもあります。不安なら、借りている機関に問い合わせて正確な金額を聞くと良いでしょう。

各種方法で返済する

お金を振り込むには次のような方法があります。

・インターネット
・ATM
・店頭窓口
・銀行振り込み

キャッシングの申し込みなら自宅でできるインターネットが1番楽でした。しかし、金額の間違えた時などに気づきにくく、あまりおすすめできません。正確な額を聞き出す必要もあるため、店頭窓口で確実に行うことがベストです。

利息をさらに安くする、一括返済を利用した少額キャッシングのススメ

キャッシング利用者のなかには、「あれにもこれにも使うから、いっきに借りてしまおう」という方が少なくありません。

しかし、たとえば100万円をいっきに借りてしまったら、返すのに時間が掛かり、その分だけ利息がかさんでしまいます。

キャッシングをお得に使うためには、少額ずつ借りてその都度一括返済することがおすすめです。上の例だと、10万円を10回に分けて借りることになります。無利息期間を併用すれば、さらにお得になるでしょう。

一括返済で起こりやすい、トラブルを防ぐ3つのコツ

総支払い額を少なくして、お金の流れをスムーズにさせる一括返済。しかし、以下のようなポイントに気をつけていないと、少し損をしてしまったり、本来のメリットを活かせなかったりすることがあります。

過払いを避けるために、返済はATMを使わず窓口へ

過払いとは、本来支払わなければならない額以上に支払ってしまうことです。キャッシングでは、自分で計算を間違えてしまったり、法改正で金利が変わったりすることで起きることがあります。

さらに、意外とやってしまいがちなことが端数の過払い。ATMのなかには、硬貨に対応していないものがあります。そのような機器で振り込むと、端数の分だけ不足してしまうか、反対に払い過ぎてしまいます。

過払い金を出さないためには、正確な額を支払わなければなりません。そのためにも、自分で計算するのではなく、窓口に行って担当者と直接顔を合わせてやり取りしたほうが良いでしょう。

万が一過払い金が出てしまった時は、それぞれの機関に返金請求を行う必要があります。これは知識がないと難しいため、通常は弁護士などの専門家に依頼することになります。

全額返済イコール契約終了ではない、別途解約手続きを

一括返済したからと言って、契約そのものが終わったわけではありません。完全に終了したいケースでは、解約手続きを行ってください。他のキャッシング会社を使いたいなど考えているなら必須です。

そのままでいると、信用情報に「現在契約している」という旨が書かれ、借り入れの審査に通りにくくなることがあります。

一括返済NGのキャッシングもあり、かならず申し込み時に確認を

場所によっては一括返済そのものを断られることがあります。実は、一括という返済方法自体がキャッシング会社からすると損で、あまり行って欲しくないことです。

その理由は、利息が会社の利益になるから。早く返されてしまうと、その分だけ儲けがなくなってしまうということです。

断られないためにも大切なことは、、一括返済が可能と明記されているところを選ぶことです。

もともと分割やリボしか扱っていないところでは、「ウチではできないので」と断られてしまうでしょう。

場所によっては、対応していても「残高を少し残しておきませんか?」という借りている側には得のない提案をしてくることがあります。もちろん、これは断って構いません。特に、利益の少ない小さな金融機関でありがちです。

なお、利用者側ではなくキャッシング側から一括返済を求められることがあります。その理由は、ほぼすべてが滞納しているためです。

お金に悩んでいる方ほど、キャッシングの返済を先延ばしにしがちです。しかし、それは大きな損、それだけ利息を余分に払っていることになります。

最善の方法は一括返済すること。給料日やボーナスなどまとまったお金がある時は、ぜひともまとめて振り込んでしまってください。

-佐藤コラム

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