キャッチコピーやキャッチフレーズ宣伝文句には厳しい規制が設けられている

宣伝文句はキャッチコピーと呼ばれていて、商品や企業をすぐに思い浮かべられるような言葉をうまく並べられるかが広告戦略のカギとなっていますが、中には法規制や自主規制により宣伝文句に使えない言葉がある業種もあるほど、広告の影響力は大きいのです。

消費者金融

本当はズバリ言いたいけど宣伝文句にも規制があるのです

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宣伝文句は最近ではキャッチコピーやキャッチフレーズと呼ばれることの方が多く、テレビや雑誌などの広告ではこの宣伝文句次第でその企業や商品のイメージが作られることから、頭を振り絞って気の利いた一言を作っています。
キャッチコピーやキャッチフレーズ宣伝文句には厳しい規制が設けられている
その一方で業種によっては使ってはいけない宣伝文句も存在していますし、その逆にテレビCMや雑誌広告などには必ず記載しなければいけない語句もあります。

それだけ広告は世間への影響力が強いことを表す裏返しでもあるのですね。

美容外科など病院のテレビCMでの宣伝文句について

地方局のテレビCMでは一般の病院のものを見ることがありますが、頻繁に見る病院のCMとなると美容外科などに限られていますよね。

その美容外科のCMですが、大半はイメージCMのような作りであり、病院名をキャッチコピーとして使う方法が取られたりしています。

イエス!○○クリニックとか病院名を歌にのせて流すとか。

これは法律によって規制されているためで、病院名や医師の名前に病院の所在地、診療科目くらいしか認められていないからなのですね。

それでも人々の印象に残るようなCMを作っているのですからさすがです。

病院は誇大広告によって集客を図った場合、被害が広範囲に及ぶことから規制されているのです。

必ず治しますなどとは言えないのですね。

化粧品や酒類など身近なものにも宣伝文句の規制があるのです

化粧品には医薬部外品になる薬用化粧品と普通の化粧品に分けられるのですが、例えば薬用化粧品でニキビを予防するものがあるとします。

「ニキビを予防する」という宣伝文句はOKですが、「ニキビが治る」と言うのはNGになります。

治ると言う表現は医薬品にのみ認められたもので、医薬部外品は治ると言う表現はダメなのだそうです。

これが普通の化粧品のカテゴリーになると、予防という表現もダメだそうです。

ビールなど酒類のCMでは、ゴクゴクと旨そうに喉を鳴らしながら飲むシーンや、飲んでいる時の喉元がアップになるシーンはダメになったそうです。

広告出演者は25歳以上でないとダメとか、アニメによる広告もダメとか。

以前は全てOKだったのですが、自主規制によりダメになったそう。

それだけに宣伝文句でどれだけ惹き付けられるかが勝負になっているのです。

消費者金融の宣伝文句も規制されていてイメージ作りのみです

はじめてのアコム
わかってるぅ?アイフル!
やっぱりプロミス
えらぶならレイク

主な消費者金融の宣伝文句を並べてみましたがどれもがイメージ的なもので、その消費者金融をズバリと表すものではないですよね。

貸金業法によって広告が規制されていて誇大広告は絶対に行えません。

本当は無条件で貸し出しますとか、他社より低い金利で融資しますなんて表記したいのですが、このような宣伝文句は禁止されています。

逆に表示しなければいけない事項は多く、商号や登録番号、貸付利率(小数点以下1位まで)、返済方法や返済期間、延滞損害金の年利などが定められています。

また「借り過ぎに注意しましょう」「ご利用は計画的に」といった文言をCM中に入れるとともに、テレビCMを流せない時間帯として7時から9時と17時から22時とする規制も実施されています。

広告などでも規制を受けることで、消費者金融は以前とは違うクリーンな業種になっていったのかもしれません。

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